パケプラス更新20回目!
―― 『ッジャン!!!』
その時、どこからともなく明るいオケヒット音が鳴り響いた。
モイ:え?なに?このステキな・・・いきなり!オケーヒ!
―― そんなダジャレを言っていると
??:いやいやいやー!よ〜くここまでたどり着きましたねー!!!
モイ:あなたは・・・!?デンヂ仙人!!!
―― 黒い長髪に金縁の大きな眼鏡、グリーンのタキシードに金色の大きな蝶ネクタイを付けた人物が現れた。

仙人:いや〜節目の20回目で登場できて○野ちゃん嬉しいですよ〜
モイ:私も嬉しいですが、なぜここに・・・?
仙人:第20回のネタ困ってるんでしょ?オケヒどう?いいよいいよ〜
モイ:・・・!それはナイスアイデアですね!!
仙人:じゃ!オケヒマシマシで頑張ってくださいね〜!
―― 『ドゥワンッ!!!』
そう言ってデンヂ仙人は、重めのオケヒット音と同時に姿を消した。
ここからが本題
そんなわけで(?)今回のテーマは「オーケストラヒット」です!
オーケストラヒットは、簡単に言うと『ジャン!』という音です。
「オーケストラル・ヒット」「オケヒット」「オケヒ」などの呼び方がありますが、今回は「オケヒ」と呼ばせていただきます!

前にライブで使ったケロリン桶ヒット
私はオケヒが大好きです。ゴージャスかつ胡散臭い。そんな音、他にない!
元はと言えば「スーパーベルズ」が好きだった頃から(第13回参照)ベルズがよく使う音として認識はしていましたが、音の名前を知りませんでした。
中学時代に、DSソフト「KORG M01」の作曲講座をゲーム作曲家の「佐野電磁」さんから受けた時に、その「KORG M01」にオケヒが入っていた事により、初めて音と名前が一致しました!
その感動から、その講座で作った曲のタイトルが「NOH」(N Orchestra Hit)となりました。
その後も M01 で「トロピカルフルーツフェア」という曲などでオケヒを度々使っていました。
音楽学校に入り、パソコンの DAW に制作環境を移したころ、佐野電磁さんに
「KORG M01 のオケヒが大好きなので、サンプリングして DAW で使っていいですか?」
と個人的にメールで聞いて、OK をもらった事は未だに覚えています!
そして未だにそのオケヒを使っています!!
オケヒの歴史
音楽学校でも習ったのですが、この記事を書く上でオケヒの歴史を調べ直しました。
この動画がわかりやすかったので参考にしてみてください!
1980年に「フェアライトCMI」という電子楽器が発売されました。
シンセサイザー、サンプラー、シーケンサー、などが一台でできたそうで、タッチペンでパネルに触って操作したり、波形が見られたり、現代の DAW や DTM の先駆けとなった機材らしいです!

フェアライトCMI
その機材を開発している時、中古で約600円(だったらしい)オーケストラのレコードの「火の鳥」という古い組曲の中の、いっせいに力強く「ジャン!!!」とやったところをなんとなく収録したのが、世界初「オーケストラヒット」になったらしいです!
それを世界で初めて曲に取り入れたと言われているのが「アフリカ・バンバータ」の「プラネット・ロック」という曲です。
世界で最初のオケヒは、重たくどっしりとした『ドゥワンッ!』という感じの音だったのですね。
その後オケヒは「イエス」の「ロンリーハート」という曲で有名になりました。
私が特に好きな初代オケヒ使用曲は「アート・オブ・ノイズ」の「BeatBox」です!
その後も様々なジャンルで、様々なオケヒが作られ、使われています!
パラパラ(ユーロビート)とかでも多用されている印象!
オススメのオケヒ使用曲
今回フミさんに「オススメのオケヒ曲ある?」と聴いたら「まかせて!」というぐらい速いスピードでリンクを送ってくれました!
しかも私が全然知らないけど、好きな感じのチョイス・・・
私はどんなアニメか全く知りませんが・・・
さすがフミさんです。
これは・・・オケヒと映像のシンク感がすごい!
というかオケヒ鳴りすぎ!と思っていたら・・・
「TWO-MIX は九割オケヒがバシバシ鳴ってるのでオススメ」
とフミさん。
え〜「九割」は言い過ぎでしょ〜と思いつつ、「TWO-MIX」というアーティストのCDを買ってみたらホントにそんな感じだった・・・!!!
オケヒ好きなのに、知らなかった自分が悔しいようなほど TWO-MIX は、すごくいいオケヒ使いです!
「最後に・・・ジャンッ!」
今回は「オケヒの素晴らしさ、伝わったかなぁ?」と、ちょっと不安です!
オケヒが苦手というか、飽き飽きしてる人もいると思うのですが、曲の音色として聴かずに効果音として聴いてみるのもありだと思います!
私は昔から効果音としてのオケヒも好きなので・・・!
ではではまた〜!